TIMBUK2の「Flight Crossbody Satchel」を使い始めてから、気づけばEDCバッグとして一番よく持ち出すバッグになりました。
買った直後から気に入っていたバッグではありません。
当時はBellroyの似たサイズ感のバッグもいくつか持っていて、色や質感、デザインだけを見るとBellroyの方がクールに感じていました。そのためFlight Crossbody Satchelは、最初ほとんど使っていませんでした。
そこから少しずつ使うようになり、気づけば立場が完全に逆転しています。
見た目以上に物が入る。体に馴染む。服装や一緒に持つバッグを選びにくい。たくさん入れても肩がしんどくなりにくい。
ハイテク感を前面に出したバッグには見えないのに、妙に使いやすい。
今回は、TIMBUK2 Flight Crossbody Satchelを実際に使って感じたサイズ感、収納力、ポケットの使い方、背負い心地などを詳しくレビューします。
TIMBUK2 Flight Crossbody Satchelを購入した理由
購入したのは去年の年末。オンラインで正規品を購入しました。
カラーはJet Blackです。
当時Bellroyのバッグをいろいろ試していて、その流れでたまたま見つけたのがTIMBUK2でした。
購入の決め手になったのは、海外YouTuberによる前モデル「Timbuk2 Vapor クロスボディバッグ」のレビュー動画です。
ラフで無骨なのにスッキリ見える雰囲気が好みでした。
動画の中で汎用性の高さについて触れられていて、実際かなりたくさんの物を収納していたのも印象に残っています。
主な用途として考えていたのはEDCバッグ。
必要な小物をまとめて持ち歩けて、予想以上に物が入ったら嬉しいな、くらいの気持ちで購入しました。
前モデルVaporとは生地感がかなり違う
Flight Crossbody Satchelには、前モデルにあたるTimbuk2 Vapor クロスボディバッグがあります。
私が購入の参考にした動画もVaporのレビューでした。
内部構造はかなり近い印象ですが、生地感は結構違います。
Vaporのレビューを参考にする場合、収納構造を見るぶんにはかなり参考になります。見た目や素材感はFlight Crossbody Satchelとは少し分けて考えた方がよさそうです。
Jet Blackはほぼ黒、たまに紺が見える色
私が選んだJet Blackは、限りなく黒に近い紺という感じです。
基本的にはほぼ黒。
光や見る角度によって、たまに紺っぽさが見えます。
黒が強すぎず、少し柔らかさのある色なので服にも合わせやすいです。
公式画像ではバッグが少し膨らんで見えますが、実物はもう少しパツッと感が控えめ。
私は実物の方がかわいいと思いました。
最初は良さが分からなかったのに、結局こればかり使っている
買った直後は、そこまで良さに気づいていませんでした。
Bellroyの似たサイズ感のバッグを持っていたこともあり、最初はBellroyの方が質感もデザインもクールに見えていました。
使い比べていくうちに、少しずつFlight Crossbody Satchelの出番が増えていきました。
Bellroyは、自分に必要なものを入れると絶妙にパンパンになったり、見た目のサイズに対して思ったほど入らなかったり、ショルダーベルトの硬さが肩に合わなかったり。
ポケット構造も、自分の使い方には少し噛み合わない部分がありました。
Flight Crossbody Satchelはそのへんが妙に楽です。
バッグ自体の存在感は強くないのに、必要なものはかなり入る。
各所のレビューを見ていると、クロスボディバッグをいろいろ試してきた人が最終的にこれへ落ち着いているケースも見かけます。
私も完全にその流れに入りました。
見た目よりかなり入る不思議なサイズ感
このバッグで一番おもしろいのが、見た目と収納量のギャップです。
でかいバッグを持っている感じが全然しないのに、思っている以上に物が入ります。
Bellroyの似たサイズ感のバッグより、体感ではかなり余裕があります。
これより二回りほど小さいBellroyのバッグでも「バッグ持ってるな」という存在感が強く出ることがありました。
Flight Crossbody Satchelは、合皮のトートバッグと一緒に持っても、モンベルのリュックと一緒に持っても、かなり自然に馴染みます。
軽さや薄さだけを売りにしたバッグでもありません。
それなのに体への収まりが妙にいい。
このあたりは、今も使いながら「なんでこんな使いやすいんだ?」と思っています。
普段入れているもの
現在の主な中身はこんな感じです。
スマホ、財布、コンデジ、サングラス、AirPods、エコバッグ、鍵、ミニミラー、目薬、薬、リップ類など。
短時間の外出なら300ml程度のボトルを入れることもあります。
外出中の非常食として、ゼリー飲料などを追加することもあります。
見た目はコンパクトなのに、日常で手元に置いておきたい物はかなりまとめられます。
ポケットの使い方
Flight Crossbody Satchelには複数の収納スペースがあります。
細かく仕切られすぎていないところが、私はかなり気に入っています。
キーリーシュ付きフロントポケット
一番手前のポケットには、赤いキーリーシュが付いています。
最初はもう少し落ち着いた色でもいいかなと思っていましたが、今は気になりません。
フック部分はしっかりしているのに扱いやすく、リーシュ自体にもある程度長さがあります。
鍵を付けたまま使いやすいです。
このポケットには、BAGGUのエコバッグと鍵を入れています。
細かい物をたくさん入れると開閉時にこぼれそうになるので、薄く畳めるエコバッグくらいが落下を気にせず運用できてちょうどいいです。
丸みのあるフロントポケット
次のポケットは少し変わった形をしています。
開口部に丸みがあり、細かい仕切りはありません。
それなのに、物を何点か入れても意外とごちゃつきません。
以前このバッグひとつで出かけることが多かった頃は、エナジーバー、ティッシュ、ハンカチ、小さめのサングラスなどをまとめて入れていました。
物を立てて入れやすい、不思議な空間です。
スマホをここへ入れる人も多そうですが、ジッパーがサイドまで開く構造なので、閉め忘れた時に滑り落ちる可能性が少し気になります。
そのため私はスマホをメインポケットに入れています。
マグネット式ポケット
マグネット式ポケットは、内側が柔らかい素材になっています。
スマホやサングラスのような物を入れる想定なのかなと思います。
私の場合、スマホはサイズ的に入らず、サングラスは変形させたくないのでケースごと別のポケットへ。
現在はマスクなどの消耗品を入れています。
柔らかい裏地の良さをほぼ活かせていない使い方ですが、マスクを他の荷物から分けておけるので便利です。
メインポケット
メインポケットは、このバッグの懐の深さを一番感じる場所です。
普段はiPhone 15 Pro Maxとコンデジを中心に入れています。
浅すぎず深すぎず、物を取り出しやすい。
スマホが落ちそうな感覚もないので、私はファスナーを半分くらい開けた状態で使うことも多く、結果的にかなり便利なスマホポケットになっています。
近所へ買い物に行く時なら、ペラッとしたトートバッグをぐしゃっと詰めて、そのまま出ることもあります。
300ml程度のボトル、ゼリー飲料、モバイルバッテリーなども入ります。
大抵の「そこまで大きくない物」は受け止めてくれます。
ファスナー付き内ポケット
内側のファスナーポケットには、モンベルのミニ財布、リップ、薬を入れたケース、目薬、ミニミラーなどを入れています。
最近は小物を少なめにしていますが、パスポートなど薄い貴重品を入れる場所としてもかなり使いやすそうです。
海外旅行の時など、細かい貴重品をまとめておく場所として重宝すると思います。
欲を言えば、メイン収納に薄い仕切りポケットか、背面側にスリーブポケットがあっても便利そうだとは思います。
現在の構造は、整理整頓にうるさくならず、おおらかに使うのが合っています。
パンパンに近くても意外と入る
このバッグの収納力に一番驚いたのは、外出中や旅行時です。
外でゼリー飲料を飲んで、キャップを閉めて一旦バッグへ入れておこうとした時、普通に余裕を残して入り、ファスナーまで閉まりました。
飛行機に乗った時も、手回り品として大きいバッグからモバイルバッテリーを移す必要がありました。
そこそこ大きめのモバイルバッテリーとおやつを追加しても普通に入ります。
その時は本気で「めっちゃ入るじゃん、なんでこんな入る?」となりました。
荷物を増やせば、当然バッグの形は多少ボコボコします。
それでも、一時的に物を追加したい時に「そもそも入らん」が起きにくいのはかなり助かります。
私がポーチ収納をあまりしないことも、収納力を活かしやすい理由かもしれません。
初期に小袋やスリーブポーチで細かく仕分けしていた頃は、あれこれ入れると取り出しにくくなるのも早かった記憶があります。
このバッグは、ある程度そのまま放り込んで使う方が魅力を活かしやすいです。
ストラップはシンプルなのに肩がしんどくなりにくい
ストラップ周りはかなりシンプルです。
取り外しはできず、長さ調整も片側のみ。
Bellroyの機能性を盛ったバッグを使った後だったので、最初は「ここ外せないんだ」「調整は片側だけなんだ」と思いました。
使っているうちに、そのへんは完全に気にならなくなりました。
むしろ、背負い心地はかなり気に入っています。
Bellroyではショルダーベルトの素材が自分の肩には強く、明確に違和感を感じるモデルもありました。
Flight Crossbody Satchelはかなり物を入れても、肩がしんどくなりにくいです。
重い時はちゃんと重いですが、その重さがあまり気になりません。
歩いている時にバッグがポンポン暴れる感じもありません。
本体の形とストラップのバランスが良いのか、理由は今も分かりません。
見た目はそこまでハイテクではないのに、体への馴染み方が妙に優秀です。
ファスナーや金具の使い心地がかなり良い
ファスナーはかなり使いやすいです。
片手でも開けやすく、軽すぎて勝手に動きそうな感覚もありません。
硬すぎず、軽すぎず、ちょうどいい。
キーリーシュも同じで、しっかりした作りなのに扱いやすいです。
金具類全体に、しっかりしているのに手に馴染む感覚があります。
Bellroy系のバッグも長く使ってきましたが、ファスナーやキーリーシュの使い心地はFlight Crossbody Satchelの方が好きです。
ストラップ調整部分も、長時間出かけていて勝手に下がってきたと感じたことはありません。
カジュアルなのに意外と服を選ばない
購入直後、見た目については少し迷いました。
YouTubeのレビュー動画でかなり格好良く見えたので買ったものの、手元に届いた時は「これ、動画の人に似合ってただけかな」と思ったくらいです。
そのため最初はなかなか手が伸びませんでした。
現在は、いつでもしっくり来るのでこればかり使っています。
完全にコンサバな服やフリルの多い服とは合わせにくいと思います。
カジュアル寄りのバッグとして見ると、かなり完成度が高いです。
スタンダードなアイテムほど、素材感や形の差が見えやすいと思っています。
Flight Crossbody Satchelは価格もそれなりにしますが、その辺で手に入る似た雰囲気のカジュアルショルダーとは、やっぱり見え方に差があります。
夏服にも冬服にも合わせましたが、どちらもかわいい。
カジュアルな服にカジュアルバッグを合わせるともさく見えることもありますが、このバッグは不思議ともさくなりません。
少し綺麗めの格好に合わせると、程よいカジュアルダウンになります。
Jet Blackの生地と耐久性
Jet Blackは黒が強めながら、少し柔らかさのある色です。
現在までかなり使っていますが、擦れや汚れは特に気になっていません。
毛が付きやすいというレビューも見かけましたが、私は動物を飼っていないこともあり、気になったことはありません。
雨の中で長時間使った経験は少ないです。
洗った時の様子を見る限りでは、表面はかなり水を弾く印象があります。
私はバッグ類も洗濯してしまうタイプで、このバッグも洗ったことがあります。
表面は濡れている感じがかなり少なく、「ちゃんと洗えてるんかな」と思ったくらいでした。ジッパーを開けて洗うと内側は濡れていましたが、表面は全体的にサラッとした感触が残っていました。
少なくとも、自分が使っている範囲では多少の水濡れに神経質になる感じはありません。
機能バッグに少し飽きた人におすすめしたい
このバッグ、機能バッグをいろいろ使ってきた人に妙に刺さる気がします。
Bellroyやモンベルなど、デザイン性も機能性も高いバッグを使っていると、ポケットや仕切り、ギミックがどんどん増えていきます。
そういうバッグを使い続けていると、「機能は多いけど、実際めちゃくちゃ使いやすいかと言われるとそうでもない」と感じることがあります。
Flight Crossbody Satchelは、機能を盛りまくったバッグには見えません。
かといって、何の工夫もないローテクな袋でもありません。
スペースはしっかり5つあります。
細かい仕切りに従って収納する感覚が薄く、自分の使い方に合わせてざっくり使える。
この適度なおおらかさが魅力だと思います。
日常使いでも旅行でも、かなり満足しています。
細かく定位置収納したい人には向きにくい
小物ひとつひとつに専用の場所が欲しい人は、もっとギミックの多いバッグの方が使いやすいと思います。
Flight Crossbody Satchelは、ある程度ざっくり入れて、それでもごちゃつきにくいところがおもしろいバッグです。
バッグにキーホルダーをたくさん付けたい人は工夫が必要
キーホルダーやチャームをたくさん付けたい人には、少し工夫が必要です。
飾りを安定して取り付けられる専用のハブ的な場所はありません。
ジッパーの引き手へ付けることはできますが、そこは実際に引っ張って使う場所です。
私もカラビナ付きのミニ三脚やポーチチャームを付けようとしましたが、付け外しのしにくさ、扱いにくさ、見た目の収まりが気になってやめました。
今買い直すなら?
私は同じ物をもう一度買うより、別のバッグも試したくなるタイプです。
前モデルVaporも気になりますが、素材感とキーリーシュの色以外はかなり近い印象なので、今のところ買い足したい気持ちはありません。
そして、この前後のサイズ感で別のバッグが欲しいとも思っていません。
ネットで似たバッグを探すことも、ほぼなくなりました。
あれだけ買い集めていたBellroyより、最終的にTIMBUK2が定着するとは自分でも謎の展開です。
これに入らないPCや大きいドリンクボトルまで持ち歩けるバッグは、今後も別枠で探してみたいと思っています。
手回り品をまとめるEDCバッグとしては、今のところFlight Crossbody Satchelを使い続けたいです。
まとめ
TIMBUK2 Flight Crossbody Satchelは、使い始めた瞬間に惚れ込んだバッグではありませんでした。
使っていくうちに少しずつ出番が増えて、気づけば一番よく使うEDCバッグになりました。
見た目以上に入る収納力、体への馴染み方、肩がしんどくなりにくいストラップ、使いやすいファスナーや金具。
服装にも馴染みやすく、トートバッグやリュックとの2個持ちもしやすいです。
細かく収納方法を決め込まず、必要なものをざっくり気持ちよく持ち歩きたい人には、かなり相性のいいバッグだと思います。
バッグジプシー気味だった私が、このサイズ感では他を探さなくなった。
今のところ、それが一番分かりやすい評価です。
