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mont-bell の U.L.ナップサック は、その軽量性と機能美からアウトドア愛好者だけでなく、街使いや旅行シーンでも人気のあるバッグです。今回は実際にこの製品を購入・使用した立場から、購入のきっかけや使い方、実感したメリット・デメリットまで、詳しくご紹介します。
モンベル U.L.ナップサック レビュー!
U.L.ナップサックを選んだ理由とは?
モンベルU.L.ナップサックを購入した理由は、一日中出かける日やテーマパークに行く際、Bellroy Lite Sling Mini に貴重品を入れて身につけた上で、日傘や帽子、ペットボトルなどの追加アイテムを持ち運ぶための軽量で両手が空くサブバッグが欲しかったからです。
また、普段の買い物でも使えるようなエコバッグ的用途にも期待していました。街中でも浮かない控えめなデザイン、防水性・耐久性のある素材という条件にマッチしていたのがこのナップサックでした。
他にも軽量リュックやナップサックは検討しましたが、モンベル特有の“ギーク感”と機能性のバランスはやはり唯一無二。あまり迷わずに購入を決めました。
実際の使用シーンと頻度について
この montbell U.L.ナップサック、サブバッグとして活用する予定で購入しましたが、私自身、できるだけ少ない持ち物で全方位カバーしたい派なので、このナップサックも「使えたらメインに昇格させよう」くらいの気持ちでした。
ただ、結論から言うと使用頻度はそこまで高くありません。というのも、このナップサックは中の荷物を取り出すとき、両手がどうしても塞がる構造になっており、肩に掛けたままでの出し入れが難しい点がネックに感じたからです。
たとえば前に回しても、中身がスムーズに取り出せず、思った以上に不便さを感じました。結果として、私は“完全ハンズフリー・肩フリー”のスタイルでないと日常使いできないということを、この製品で改めて実感しました。
また、メインバッグとの相性もあります。私が愛用している Bellroy Lite Sling Mini と組み合わせると、どうしても“アウトドア帰り”の印象が強くなり、私のワードローブではファッション的に馴染まなかったというのも正直なところです。
⭐️ 追記 : 使用頻度高・馴染んだバッグ
軽さ・サイズ感・収納性はどう?
この製品の最大の魅力は、やはり「U.L.=ウルトラライト」という名前通りの驚異的な軽さと収納性です。
サイズは比較的大きめで、内ポケットに折りたたんで収納できます。頻繁に出し入れする用途だと少し面倒かもしれませんが、畳まずにそのまま他のバッグに放り込んでもまったくかさばらないので問題ありません。
旅行用のスーツケースや大きめのトートバッグに、予備のサブバッグとして常備しておくには最適です。
見た目・素材感・質感について
見た目については、写真と実物の印象はほとんど変わりません。ただ、公式サイトの画像よりも実物のほうが可愛いと感じました。ギアっぽさとファッション性のバランスが取れており、アウトドアミックスのスタイルが好きな方には特にハマると思います。
私はブラックを購入したため、透け感はほぼ気になりませんでしたが、他カラーだと街中で中身がうっすら見えている人も見かけるので、気になる方はカラー選びに注意が必要です。シャリ感のある生地ではありますが、柔らかめなので肌当たりも悪くありません。
惜しい点・気になる点は?
肩紐が細すぎる問題
意外と見落としがちなのが肩紐の細さによる影響です。私がよく着るオーバーサイズのウィンドブレーカーとの相性が悪く、肩紐が服のシルエットを崩してしまいました。
ポケットがゼロ
また、ポケットが一切ないというのも、人によっては不便に感じるかもしれません。購入時は特に気にしていませんでしたが、複数の用途で使いたい私にとっては「ポケットが欲しい」と思う場面がありました。
ただし、モンベルU.L.ナップサックは本来アウトドア用途(登山など)を想定して設計された製品です。街中での細かい使用感まで考慮するものではないと思いますし、登山やスポーツ関連の用途、旅行中のサブバッグなど、荷物の出し入れが頻繁でない場面では非常に優秀と思われます。
montbell U.L.ナップサックはこんな人におすすめ!
- ポケットや仕分けが苦手な方
- 軽量・耐久性重視でサブバッグを探している方
- 日常でもアウトドアミックスのファッションを楽しみたい方
- 旅行やスポーツなど、限定的な使用シーンに便利なバッグをお探しの方
細かい使い勝手よりも、軽さ・収納性・無駄のなさを重視する方にとっては、このナップサックは間違いなく頼れる存在になるでしょう。
U.L.ナップサックが合わなかった場合の方向性について
このバッグは「軽さ」と「割り切り」のバランスが強みですが、
私の場合は “内部が完全に空間” であることが、少し使いにくさにつながりました。
「軽さはそのまま欲しいけど、もう少し扱いやすさがほしい」という場合、
同じモンベルの中で、構造や肩周りの安定性が少し足されたモデルを選ぶと相性が良いと感じます。
① ポケッタブル ライトパック(10 / 15)
U.L.ナップサックと同じ“軽量寄り”のラインにありながら、
こちらは 最低限の内部構造 があるタイプです。
U.L.ナップサックの
「底に全部沈む / 取り出すとき迷子になる」
という感覚が少し和らぎます。
容量感も U.L.(約13L)を挟んで10L・15Lと近いため、
使い方をほとんど変えずに移行できます。
② バーサライトパック 15
こちらは、上記2候補より軽いですが、肩紐の形状と背負いの安定感 がU.L.ナップサックよりもう少ししっかりしています。
自前ですが、服との相性は大抵自然で、街で合わせても違和感はありません。モンベル特有の少しギーク寄りな雰囲気が、むしろ“可愛さ”として働く日が多かったです。
中身が軽い日は背負っているとストラップが少し落ちてくることがあるんですが、これは ポケッタブル ライトパックでも同じで、そういう時は片側の肩紐だけ掛けて、身体の前で“スリングっぽく”持っても成立しますし、かわいいし持ちやすくて、むしろその日の雰囲気に合ってくれました。
結論として
軽さはとても魅力的で、その“自由さ”は U.L.ナップサックならではです。
ただ、扱いやすさや服との相性を少しだけ調整したい場合は、
- 空間の中に“骨”を少し足す → ポケッタブル ライトパック(10 / 15)
- 持ち方と見た目の調整幅を広げる → バーサライトパック 15(20Lバージョンも有ります)
という選び方が近いと思います。
⬇️ 関連:用途に合わせて選べる軽量バッグ
・ポケッタブル ライトパック 10 / 15
・バーサライトパック 15
まとめ|mont-bell U.L.ナップサックは“割り切って使う”のが正解!
モンベルのU.L.ナップサックは、製品としての完成度は非常に高く、アウトドアブランドならではのクオリティと軽量設計が魅力です。ただし、日常使いには若干のクセがあり、合う・合わないがはっきり分かれる製品だと感じました。
それでも「モンベルのナップサックが気になる」「Bellroyなどのミニバッグと併用できるサブバッグを探している」そんな方には、ぜひ一度試していただきたいアイテムです。
このレビューが、あなたの montbell U.L.ナップサック 選びの参考になれば嬉しいです!
